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●敵がやたらに多い上に差別化が難しい業界について

フランチャイズのクリーニング屋が盛んで、差別化は難しいけど、規模だけではないサービスで勝負したいと思っている人もいそうです。

独り暮らしの方や主婦の方なら良くご存じでしょうが、
クリーニング屋さんは街中のあちこちにあります。
・クリーニング屋の競争構造 in isologue
上記のブログにはとんでもない事が書いてあります。

> また一軒、近所にクリーニング屋ができた。しかも、
> 前からある同じチェーンの店で、両方ウチから徒歩
> 3分圏内。

フランチャイズの本部は一体何を考えてるんでしょう。
こんな無茶苦茶な出店をしていれば、そりゃ過当競争に
ならない方がどうかしています。
実際問題、クリーニング屋さんの差別化というのは非常
に難しいと思います。例えばワイシャツをクリーニング
に出す場合、どこに出しても変わりはまずないでしょう。
となれば、近くて安いお店に出すに決まってます。今や
クリーニング屋さんはフランチャイズ店がやたら目立ち
ます。
フランチャイズの場合、結局はどこかの工場で一気に仕
上げるのです。だったら、どこに持って行ったって同じ
ではありませんか。
少なくともお客さんの方はそう思ってます。
 
 
クリーニング屋さんのように、ライバルがフランチャイ
ズばっかりで自力での差別化が難しい業界というのは大
変です。
フランチャイズ本部から文句が来ないなら、いっそ夜間
のみ営業のクリーニング屋さんにするとか、訪問専門の
クリーニング屋さんにするとか、思い切った手を打てそ
うなんですが。
実際はフランチャイズ本部が文句を言ってきそうなので、
「そんな業界には参入しない」が一番の正解じゃないか
という身も蓋もない答えになりそうです。
 
 
 
 
 
 
◆シンプルすぎる要約◆
過当競争に陥っている業界では、思い切った手を打たな
いと同業他社と仲良く地獄行きになりそうな。

2008年6月11日商売の考え方

Posted by 新谷貴司