サーチコンソールのFID・CLS・LCP問題とは
FID・CLS・LCPとは?サーチコンソールの警告メッセージの意味やHPの問題を確認する方法を解説。表示速度は重要!
目次
「サーチコンソールにアクセスすると、
FIDの問題
CLSに関する問題
LCPの問題
という謎の警告メッセージが出ていたのですが、これは一体何なのでしょうか?」
というご質問をいただくことが増えてきました。
これらはすべて、スマホでホームページがスムーズに表示・操作できないという指摘です。
そこで、FID・CLS・LCPという略語について説明いたします。
FID:first input delay(初回入力までの遅延)
ページ上でリンクのクリックや、ボタンのタップなどを行なってから、ページが反応してくれるまでにどれくらい時間がかかるかの数値です。
JavaScriptファイルを多く読み込むページでは、この数値が大きくなります。
たとえば、Youtube動画やGoogleマップをページ内に埋め込むと、いくつもJavaScriptファイルを読み込むので、FIDが悪化します。
そのため、動画などの読み込みを遅らせる手立てを行なう必要があります。
CLS:Cumulative Layout Shift(累積した表示のずれ)
ホームページで画像やYoutube動画、広告などを読み込む前と後とで、ページ内容の表示がずれてしまう度合いです。
詳しくは下記ページをご覧ください。
LCP:Largest Contentful Paint(最大コンテンツの描画)
スマホ画面内に表示されている要素(段落や画像など)のうち、もっとも描画に時間がかかるものが、いったい何秒で表示されるのかを示しています。
この数値が大きいと、スマホでページを開いてから、きちんとページが表示されるまでの時間がかかってしまいます。
もし画像や動画の読み込みに時間が掛かっているなら、改善は比較的簡単です。
画像ならファイルサイズを小さくします。
動画ならサムネイル画像に差し替えて、画像をタップしたら動画が再生されるようにするか、画面外に移してしまうと効果的です。
しかし、header タグや div タグの描画に時間が掛かっている場合は、挙げられているタグのチェックだけでは済みません。
タグの中にいくつか別のタグがありますので、その中のどれが表示速度を遅らせているか、削っても良いタグがないかの確認も必要です。
- 前に調べた時には表示速度に問題なかった
- 地元密着なびで前に表示高速化をした
という場合でも、Googleの判断基準は徐々に厳しくなってきています。
ですので、定期的に自社ホームページの表示速度に問題がないかを、確認することが必要です。
HPに問題があるかどうかを確認する方法
下記 PageSpeed Insights でホームページのURLを入力して調べます。
これで、点数表示の少し下にある【ラボデータ】に、赤いマークで警告が出ている箇所があれば、改善した方が良いです。
FID・CLS・LCPの3項目は、2021年5月6月中旬からGoogle検索の順位を決める判断材料になります。
また、ページの表示がスムーズかどうかで、ホームページを見る人の印象が大きく左右されます。
お客様がホームページをじっくり読んだ結果、
「ここは私が求めているものではない」
と判断されるのは仕方ありません。
しかし、
「ページの表示が遅いから他に当たろう」
はできる限り避けたいところです。
自力での改善が難しいとのことでしたら、当会で読込速度の改善を承ります。
ただし、残念ながらすべてのホームページでFID・CLS・LCPを改善できるとは限りません。
特にWordPress以外で管理しているホームページの中には、できることがほとんどない場合もございます。
表示高速化を行いたい方は、下記のお問い合わせフォーム、LINEからお問い合わせください。高速化ができるかどうか調査後、対応いたします。