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「確かにそう言ったけど意図が全く伝わってないぞ!」

写真の加工依頼を断固として字面通りにだけ実行するフォトショップ職人のエピソードを紹介。依頼者の意図を汲まずに行動することは信用を失う結果になります。

そう言いたくなった経験や言われた経験は
誰しもあるでしょう。私は両方あります。
しばらく前にFacebookで、
 送られた写真をリクエストの文言通りに
 加工するけど、依頼者の意図は絶対に
 汲まないフォトショップ職人
がいるのを知りました。
たとえば、
「人の写真に写り込んだ変な奴を消してくれ」
「了解」
fjamie0131/
※そっちじゃない!
「自撮りしたけど鏡がちょっと汚い。
 何とかならない?」
「次はこれで自撮りしてみて」
fjamie0132/
※...アッハイ
「犯行現場っぽくしてよ」
「全米を揺るがす大犯罪だよ」
fjamie0133/
※芝生立ち入り禁止
「パリに行ったって嘘ついちゃったから、
Eyefell tower(エッフェル塔の綴りミス)
の写真に加工してよ」
「どうぞ」
fjamie0134/
※綴りミスでも斟酌せず、書いた通り
「目玉が振ってくる塔」に
こんな感じで「依頼者の言う通りにはして
いるものの、意図は意地でも汲まない」
姿勢を貫き通してます。
そしてたまに、
「友達がみんな『キリンみたいな首』という
 ので普通の長さに修正して」
「友達は間違ってる。君の首は至って普通。
 キリンの首というのはこうだ!」
fjamie0135/
「肌の色を白くしてくれませんか?」
「肌の色を白くしたら君ではない別人に
 なってしまう。君は君以外の何者でもない。
 肌の色の美しさ込みで君だ」
fjamie0136/
と、依頼者の意図を汲んだ上で敢然と無視
することも。
この方のように「意図を理解していながら
無視する」ならまだしも、
・言っていることから言いたいことを
 読み取ろうとしない
・相手の文言を文字通りの意味でしか
 読み取れない
となると色々と差し障りが出ます。
そうならないためには、自分が話す際には
・伝えたい事柄をあらかじめ書き出しておく
・伝える事柄をできるだけ絞り込む
・相手の反応(あやふやな返事や所在
 なさげな視線)に注意
・伝わっていないと思ったら言い方や言葉を
 替える
自分が聞く側に回った時には、
・相手の言う内容を簡単にでもメモに取る
・メモの内容を見せて確認してもらう
・理解した内容を確認する時は、オウム返し
 ではなく自分の言葉で言い換えて尋ねる
などの対策が必要です。
 
 
 
 
 
 
 
◆シンプルすぎる要約◆
「意図を汲まずに言われた事を字面通りを
やる」のは楽でいいのですが、信用は
なくなっていくので難儀です。

2016年6月29日接客

Posted by 新谷貴司