メール配信でGmailにも届かせるための3つのポイント
WordPressのプラグインでメール配信をする際に、Gmailに届かない問題を解決する方法を3つ紹介しています。送信元メールアドレス・SPFレコード・エラーメール返送先や返信先メールアドレスの変更
目次
WordPressのプラグインに限らず、サーバーにソフトを設置してメール配信をしている方の参考になるご質問と回答を紹介いたします。
WordPressのプラグインを設置して、メール配信ができるようにしました。
しかし、Gmailに送ったメールだけが不着で返ってきてしまいます。
原因が分からないので何とかしてほしいです。
というご要望をいただきました。
同じような事でお困りの方もいらっしゃると思いますので、対処法を紹介しておきます。
WordPress管理画面と同じドメインのメールアドレスを配信元にする
送信元メールアドレスを、普段から使っているYahoo!メールやGmailにしていると、
「送信元メールアドレスのドメイン(@の右側)と、送信元サーバーのドメイン(https:// の後ろ、何とかドットコムの部分)とが違う。怪しい」
となって、スパム扱いされたり送信できなかったりする確率が高くなります。
たとえば、WordPress管理画面のURLが localnavi.biz/wp/wp-admin/ の場合、メールアドレスも hogehoge@localnavi.biz と、同じドメインにしておきましょう。
サーバーと同じドメインのメールアドレスがない、という場合は、サーバーの管理画面でメールアドレスを作ってください。
メールアドレスのドメインにSPFレコードを設定する
SPF(Sender Policy Framework)レコードとは、「このメールは他人の成りすましではありません」というのを証明するための仕組みです。
特にGmailでは、このSPFレコードを設定していないメールアドレスが届かない事例が続発しています。
そこで、SPFレコードの設定も行いましょう。手順は、ドメインを管理している会社によって違います。
・さくらインターネット:
・エックスサーバー:
※ただし、エックスサーバーではドメイン追加時に自動でSPFレコードを追加してくれます。
長年エックスサーバーでドメインを運用している方のみチェックしてみてください。
ドメインを管理している会社が分からない場合は、ホームページを管理している人・会社にお尋ねください。
エラーメール返送先や返信先メールアドレスも変更しておく
送信元メールアドレスを、WordPressのドメインと同じメールアドレスに変更して「さあ解決した」と思ったら、なぜかGmailには送信できないままでした。
エラーメールを転送してもらったところ、そこには
SPF [yahoo.co.jp] with ip: [133.167.8.74] = did not pass
これは、「SPFレコードがYahoo!メールなのに、送信元はさくらインターネットだから送れません」と書いてあります。
そこで、プラグインの設定画面で、エラーメール返送先や返信先メールアドレス欄も送信元メールアドレスと同じに書き換えました。
それから送信テストをしたところ、ようやくGmailにもメール配信ができるようになります。
以上が、WordPressのプラグインでメール配信をする際に、Gmailに届かない問題を解決する方法です。
ここまで書いた作業内容を代行してほしいという方は、下記フォーム・LINE公式アカウントからお問い合わせください。
必要な作業や費用などを見積もって回答いたします。