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お客様がどうこうの前に自社スタッフが使いたがらないお店って

百貨店の売上が減少し続けている理由」として、若者を中心に自社商品やサービスを利用しないためであることを指摘しています。スタッフが商品やサービスに愛着を持ち、お店や会社をファンにすることが重要だと述べています。

まず質問。百貨店に買い物をしに行かれますか?
私は「デパ地下の食料品売り場」ならちょくちょく行っています。
でも、地上階にはとんと縁がありません。
あ、九州物産展や北海道物産展を上の階でやっていたら行くかも。
※そういえば、百貨店でラルフ・ローレンのスーツを買うとかいう
話はどうした、という質問はご遠慮ください。お願いします。
サンプルが私1人では説得力ゼロですが、統計を見る限りでは、
百貨店の売上高は過去13年間ずっと右肩下がりです。
百貨店売上高、初の10%減…13年連続減少
もっとも、「売上がずっと右肩下がりになるのも無理はないよね」
と思ってしまうような記事がありました。
増床で若者を呼び込めるのか 従業員さえ買わない百貨店
なんでも、高島屋大阪店(南海の難波駅の上にあるお店です)の
20代女性従業員やその知人100人のうち【99人(ほぼ全員)】が
> 百貨店で服を買ったことがない
という有り様なのだそうです。
どこでも百貨店には社員割引があるはずなのですが、それでも
20代女性には徹底的にそっぽを向かれているのが何とも…。
・扱っている衣類の値段が高い?
・扱っている衣類が高年齢向け?
・給料が安い?
理由は色々考えられますが、自分が働いている職場で売っている
ものを買おうという気にならないというのは、まずすぎます。
口コミに関する名著・口コミ伝染病に、
> 口コミは社内から起こる。
という記述があります。
ところが「従業員が自社の商品やサービスを利用しない」というのは、
内部のスタッフが「うちの商品やサービスなんてダメ」と口コミを
しているようなものです。
似たような例でいえば、
「うちの地元なんてわざわざ観光に来る値打ちはありませんよ」
と地元の人に言われてしまう地域というのもそうですね。
※最近私が聞いただけでも2例あり。
東京や大阪にアンテナショップを作るよりも、地元から都会に移り
住んでいる人たちに郷土愛に目覚めてもらう方が絶対効果的です。
※問題はそういう人には「地元に嫌気が差して都会に逃げてきた人」
が多そうって所ですが。
ともかく、1人でもスタッフを雇っている方なら、まずはスタッフを
自分のお店や会社のファンにすることを考えてください。
それから私のような取引相手もお忘れなく。
 
 
 
 
 
 
◆シンプルすぎる要約◆
一番身近で長時間接しているスタッフが利用する気にならないような
商品やサービスでは明るい未来は見えてきません。

2010年3月9日広告・宣伝について

Posted by 新谷貴司