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洋画の日本版ポスターはなぜダサいのか(それって悪い?)問題

ダサい日本版映画ポスターの理由は何なのか、興味深い記事です。海外版との差を見比べてみましょう。

最近、海外の映画ポスター(の日本版)がダサい、という話題を
ちらほらと見かけます。
・バードマン


・アベンジャーズ2


・白鯨との闘い


米国版と日本版とを虚心に見比べると、確かに日本版はダサいです。
いったい日本の配給会社や広告代理店は何を考えているんだ、
と思いたくなります。
でも、本当に日本の配給会社や広告代理店は何にも考えずに、
独自センスで映画ポスターをダサくしているんでしょうか?
そこには歴とした意図があってのことなんじゃないでしょうか?
...といった話が、下記のまとめでされています。
・洋画の海外版ポスターが日本のポスター職人にかかると
ダサくなる! こういう理由でダサくなるのでは?

もちろん、上記の推察は「私はこう思う」ですので本当に正しいか
どうかは分かりません。
ただ、この推察を読んで思い出したことがあります。
セールスレターや広告の作り方を書いた本(特にアメリカ人が
書いたもの)でしつこく書かれているこんなことがあります。
> 顧客の無知ぶりを過大評価して失敗した人は1人もいないが、
> お客様の教養を過大評価して失敗した例は数え切れない
「これくらいは知っていて当然だろう」
「これは説明しなくても大丈夫なはず」
「噛み砕いて書いたらバカ扱いしてるとそっぽを向かれそう」
こういう考えを、お客様を知的水準で豪快に絞り込みたい時以外に
実行してしまうと愕然とする羽目になります。
もう一つ、楽天市場でよく見かける、やたらめったら長々くどくど
図表やら写真やら派手な文字やらが書いてある販売ページ。
あれも、楽天を使わない層からは
「あんな長ったらしいページ、誰がちゃんと読むんだ?」
「開いた瞬間に閉じるか戻るかするわ」
などと悪評紛々ですが、実際に商品が売れるからああいうページが
あっちでもこっちでも作られるのです。
チラシなどをかっこいいデザインにしたら売れる、というほど
単純な話ではありません。
ホームページでもチラシでも、かっこいいデザインにすると、
「読んでほしい箇所を強調する」
「十分な情報を盛り込む」
ことが出来なくなりがちです。ご注意ください。
 
 
 
 
 
 
 
◆シンプルすぎる要約◆
なお、洋画の日本版ポスターが、A/Bテストなどで調べた結果、
ああいうデザインになっているのかどうかは分かりません。

2015年11月26日広告・宣伝について

Posted by 新谷貴司