サーチコンソールでHPのエラーチェックを
Googleアナリティクスと並んで、SEOには欠かせないサーチコンソール。
ホームページの検索順位やGoogle検索での表示&クリック回数など、色々な情報がチェックできるので、自社ホームページのSEOに非常に重宝します。
そして、SEO以外にもホームページに関するエラーも教えてくれるので非常に便利です。
具体的にはどのようなエラーを教えてくれるのかを、寄せられたお問い合わせを引用しながら説明していきます。
【モバイルユーザビリティ】でエラーが出ている
サーチコンソールからのメールで
「問題が検出されました」
と書いてあって、ページにアクセスすると【モバイルユーザビリティ】でエラーが出ていました。スマホでホームページを見ると、外観が崩れていたので、スマホ対応をやり直していただけないでしょうか?
この方のホームページをスマホで見てみると、確かに表示が崩れています。
たとえば、パソコンだと画面右上に書いてあるお問い合わせ欄が、スマホで見るとタイトルロゴのはるか右、画面の外側に。
ほかにも問題が色々ありましたので、不具合をすべて解消させた上で、お問い合わせ欄を画面上に固定表示するようにしておきました。
【動画ページのインデックス】でエラーが出ている
左メニューの【動画ページ】という項目でエラーが出ていました。何が問題でどうすれば改善できるでしょうか?
エラーが出ているページをスマホで見ると、Youtube動画がスマホ画面の右側に一部はみ出しています。
Youtube動画がスマホの画面内に収まるように、スタイルシートに下記の記述を追加しました。
iframe[src*="youtu"] {
max-width:100%;
height:auto !important;
box-sizing:border-box;
aspect-ratio: 4 / 3;
}
これを追加することで、ホームページに埋め込んでいるYoutube動画が、縦横比は崩れずにスマホの画面内に収まるようになります。
ただし、動画によって縦横比が違いますので、埋め込む動画に応じてaspect-ratio(横と縦の比率)の箇所を
16 / 9(最近のテレビやスマホ画面の場合)
9 / 16(スマホを縦持ちで撮影した場合)
に書き換えてください。
他の方のホームページでは、スマホで表示した時だけ、動画の縦横比が少し違っていました。
先のスマホ画面からはみ出していた事例と違って、誤ったサイズ指定をしている箇所を削除して解決できました。
【ウェブに関する主な指標】のモバイルでエラーが出ている
サーチコンソールの【ウェブに関する主な指標】でモバイルの欄を見ると、ほぼ全ページが
・不良 URL
・改善が必要な URLになっています。何が問題なのでしょうか?
この箇所で出るエラーは、ホームページの表示速度が遅いというものです。
表示を遅くしている箇所を改善して、ホームページの表示速度を上げることで解消されます。
モバイルユーザビリティのエラーは、実際に表示がおかしくなっている場合もあれば、CSSやJavaScriptファイルの読み込みが一時的にうまく行かずにエラーが出る場合もあります。
一時的な不具合の場合は、不具合がないことを確認したら、あとは何もしなくても問題ありません。
一方、どのページを見ても表示がおかしい場合はご相談ください。
御社ホームページを確認した上でスマホ対応を承ります。
ホームページの表示速度が遅い場合、「どこに原因があるのか」を突き止める必要があります。
そのためには、まずGoogleの「PageSpeed Insights」で御社ホームページの状況を調べましょう。
ここで表示される問題点や対策を元に、できる範囲で改善してください。
「書いてある内容が理解できない」
「できるところは改善したが表示速度が上がらない」
などの問題があれば、ご相談を承ります。詳しくは下記ページをお読みください。
サーチコンソールでは、今回あげたほかにも色々なエラーが表示されます。
SEOに直結するようなものもあれば、ホームページを見る人の満足度を下げるようなものもあります。
それぞれのエラーについての説明は、画面内の【詳細】リンクをクリックして出てくるページに説明が記載されています。
しかし、その説明がわかりにくいのがサーチコンソールの大きな難点なのです。
もし、スマホ対応や表示高速化のほかでも、
「サーチコンソールの画面で何かエラーが出ているが、どうすれば良いかわからない」
といったお悩みがありましたら、下記フォーム・LINE公式アカウントからお寄せください。