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WordPressをバージョン6.0.3以上に更新を

「WordPressのセキュリティ問題多数!最新版にアップデートしてください」15個の脆弱性指摘。放っておくとセキュリティに危険!アップデート手順を紹介。

10月17日にWordPressの6.0.3が公開されましたが、更新はお済みでしょうか?

もし更新がお済みでなければ、今すぐ最新版にアップデートしてください。

WordPressの6.0.2以前のバージョンには、セキュリティの問題が多数みつかっています。

 

古いバージョンで見付かったセキュリティ問題の数々

数日前に、WordPressのセキュリティについてのニュースが流れてきました。

この記事の冒頭に

脆弱性を悪用されると、攻撃者によってユーザーのWebブラウザにおいて任意のスクリプトが実行されたり、ユーザーのメールアドレスが取得されたりする

と書いてあり、すぐ下にもメール投稿機能に関する危険性について触れたページのスクリーンショットが貼ってあります。

これを見ると、「うちはメール投稿機能なんて使ってないから関係ないかな」と思ってしまいそうです。

私もそう思ったのですが、その下を読むと、WordPress配布元のブログを紹介していました。

ここを見ると、メール投稿機能のほかにも、合計で15個もセキュリティの問題が指摘されていました。

  1. メール投稿機能でXSSが保存される
  2. wp_nonce_ays (リンクの有効期限切れの通知)で外部サイトにリダイレクト
  3. 「メールで投稿機能」で送信者メールアドレスが公開される
  4. メディア ライブラリ – SQLi 経由で XSS を反映
  5. wp-trackback.php の CSRF
  6. カスタマイザー経由で保存された XSS
  7. コメント編集機能から WordPress本体に XSS を保存
  8. REST term/tag endpoint を介したデータ公開
  9. マルチパート電子メールの内容が流出
  10. 「WP_Date_Query」の不適切なサニタイズによる SQL インジェクション
  11. RSS ウィジェット: 保存された XSS の問題
  12. XSS を検索ブロックに保存
  13. Feature Image Block: XSS の問題
  14. RSS ブロック: 保存された XSS の問題
  15. ウィジェット ブロックの XSS を修正

※XSS と SQLインジェクション:

どちらも、ホームページを開いた人に不正なプログラムを実行させて、マルウェア感染や情報漏洩などを起こします。

※CSRF:

ネット通販やネットバンキングなどを利用する人に、不正送金や不正な買い物などをさせます。

挙がっている内容をみると、RSS(ブログの最新情報)やコメント編集機能、検索機能に投稿のアイキャッチ画像など、あちこちに問題が見つかっています。

放っておくのは危険ですので、今すぐ最新版のWordPressにアップデートして、セキュリティの脆弱性を突かれないように備えておきましょう。

 

最新版のWordPressにアップデートする手順

  1. WordPress管理画面にアクセスします。
  2. 左メニューの【ツール】→【エクスポート】をクリックします。
  3. 切り替わった画面をスクロールして【エクスポートファイルをダウンロード】ボタンをクリックします。
  4. 「名前を付けて保存」画面が出てくるので、ドキュメントフォルダなどを指定して、エクスポートファイルをダウンロードします。(もしもの時に備えて、記事などのバックアップを取っておきます)
  5. 左メニューの【更新】をクリックします。
  6. 【WordPressの新しいバージョンがあります】と書いてあって、その下に【バージョン●●-jaに更新】というボタンがあれば、クリックして更新してください。

アップデートの手順自体は、上に書いたとおりでごく簡単な作業です。

古いバージョンのままで置いておくというのは、窓を開けっぱなしにして外出するようなもの。

悪党に気付かれたら侵入されてしまいます。

クリック数回で済む作業ですので、ぜひともアップデートしてください。

WordPressのセキュリティ対策の基本は「WordPress本体やプラグインを常に最新版に保つこと」です。

 

しかし、WordPress本体やプラグインのアップデートを長年していない場合には、

  • 古いプラグインが最新のWordPressで動かない
  • 古いプラグインのせいでWordPress自体が動かない

などのトラブルも起こり得ます。当会でも何度か、この種のトラブル対応も行なっております。

もし、ご自身でアップデートを行なうのが不安だという場合は、WordPressアップデートの代行を承っております。

WordPress本体やプラグインを最新に保つ以外にも、セキュリティ対策のプラグインを導入・設定をしておくとさらに安心です。

こちらの導入・設定代行も行ないます。

マルウェアに感染してしまったという方のために、マルウェア駆除も承ります。

 

手動でのアップデートや自動アップデートで不具合が起こった方も、できる限り対処いたします。

ただし、どうなっているかを見せていただいてからの判断となります。

まずは下記フォーム・LINE公式アカウントからお気軽にお問い合わせください。

2022年11月22日ネットのルール・常識,当会のノウハウ・サービス

Posted by 新谷貴司