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「この業界はよその業界とは違うんです」…ほんと?

他の業界の成功例や必勝パターンを参考にできるので取り入れない手はありません。ただし、自分の業界に合わせてアレンジする必要があります。

あちこちで聞く話ですが、本を読んだりセミナーを受講したりして、業務に役立つノウハウを仕入れた時に、
「いや、でも、うちの業界はよそとは違いますから」
と言う方は少なからずいらっしゃいます。

たしかに、よその業界の成功例や必勝パターンですから、それを何にも考えずにそのまま適応するのは、無茶というか何というか、そりゃ上手く行くわけありません。

それに、業界慣行や常識、関連する法律がまったく同じという業界があるわけがないですから、通用する事と通用しない事があるのも不思議ではありません。

だったら、よその業界の成功例や必勝パターンはまったく通用しないのでしょうか?

他人のノウハウを聞いても役には立たないんでしょうか?

そんな訳はありません。そんな事を言い出したら、今度は「他社の事例なんかうちには役に立たない」とか言い出して、結局何にも取り入れられないのがオチです。

同業他社が普通にやっている事を真似したところで、大きな変化は見込めません。よその業界で普及していて、しかも同業他社がまだやってないノウハウや成功事例を取り入れてこそ、大きな進歩ができるというものです。

とはいえ、自分であちこちの業界を研究するのも大変です。お客さんになるのはそう難しくないでしょうが、それだけで手に入る情報は限られています。

だったら、他の人がわざわざ教えてくれている研究成果を積極的に取り入れない手はありません。

もちろん、最初に書いたように「そのまま丸呑み」は無謀ですから、自分の業界に合うようにアレンジをしないといけませんが。

2007年9月12日商売の考え方

Posted by 新谷貴司