アドバイスは商品かオマケかそれとも罪か
アドバイスを求める相手には注意が必要!聞く姿勢がない人には無駄なアドバイスをしないようにしましょう。専門知識を持つ場合は料金を設定して、真剣に相手を選ぶことが大切です!
「よかれと思ってアドバイスをしても、感謝どころか、面倒くさそうにされるだけ」
という話をしばしば聞きます。
「専門知識が必要なアドバイスを『ちょっと教えてよ』と、タダで求めてくる人がいて、どう断るか困っています」
という話もまま聞きます。
そうかと思えば、
「お金を払いますから、ぜひアドバイスをお願いします」
と、アドバイスをきちんと商品にできている人だっています。
これらの差は、どこで付くのでしょうか?
まず、アドバイスをまともに聞いてもらえないというのは、相手があなたからのアドバイスを聞く気がないということです。
(親が子供にアドバイスすると、99%はこうなる気がします。うちも99%に入ってます)
世の中には「アドバイス罪」という言葉すらあります。
求めてもいないアドバイスは、もらっても嬉しくない贈り物と同じ。
使い道がなくて処分に困る贈り物を喜べるほど、家と心が広い人はまれです。
ただし、お客様にアドバイスを聞く気がないのでは困りますので、それなりの手立てが
必要です。
※参考:知らない間にお客様を遠ざける物言いをしないために必要なこと
次に、「アドバイスをタダで求められる人」と「お金を払ってもらえる人」の違いについて。
世の中には「タダ働きを求めてこられるのは自分が未熟な証拠」などと言う人がいますが嘘です。
能力を磨くのは大事ですが、それだけでは無料アドバイスの厚かましい依頼を防ぐことはできません。
そんな例を一つだけ挙げましょう。
晩年のやなせたかし先生(※アンパンマンの作者)には、全国の自治体から
「無料で地元のゆるキャラを作ってほしい」
という依頼が殺到していました。
晩年のやなせたかし先生が未熟だったら、どこに未熟でない現役漫画家がいるのでしょうか?
というわけで、こんなアドバイスを真に受けても役に立たないので無視しましょう。
まずすべきは、「アドバイスの料金設定」です。そして、料金をホームページなどに載せておきましょう。
「料金が設定されていないならタダだろう」
と思っている人は多いですが、
「料金が設定されていてもタダでやれ」
というほど厚かましい人は多くないです。
もちろん、そういう厚かましい人もいないわけではありません。しかし、料金表に載せてあれば、断りやすくはなります。
「私のアドバイスは商品です。実際にお金を払ってアドバイスを聞いてくださる方がおられます」
「無料でアドバイスをすると、他のお客様に申し訳が立ちません。恐れ入りますが、決まった金額をお支払いください」
それでもタダでアドバイスを求める輩は、ゆすりたかりと変わりません。まともに相手をするのは止めましょう。
※なお、アドバイスをする内容についての専門知識が有るというのは前提条件です。
「アドバイスを聞いてもらえない」
「タダ働きでアドバイスを求められる」
という辛い状況から一日も早く脱出されるために、この記事が役に立てば幸いです。
◆シンプルすぎる要約◆
聞く姿勢がない相手にはアドバイスしない。
本業に関するアドバイスは料金を設定する。