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5.HP5年リース会社との契約内容は?(HPリース)

リース契約の中には営業担当者の口約束レベルの役務は書かれていないかもしれない。でも検索エンジン対策やホームページ更新をしてほしいという要望があるなら、リース契約に明記するか、保守契約を結ぶ必要がある。そしてアクセスが少ない場合は損害賠償も請求できるが、それが物件の瑕疵と認められるかは問題だ。果たしてホームページ集客は本当に必要か?(続く)

前回、「(HPリース会社は)新規客を見付ければ利益がどんと出て、アフターサポートをいくらやっても利益にはつながらない」と書きました。
しかし、中にはこうおっしゃる方もいらっしゃることでしょう。

「契約する時にはSEO対策やホームページ更新もきちんとやると言っていたぞ。それをやらないのは契約違反じゃないか?」

確かに、ホームページ5年リース契約に「検索エンジン対策やホームページ更新をやります」と書いてあれば契約違反です。

しかし、私が知る限りでは、検索エンジン対策やホームページ更新といった役務は「営業担当者の口約束レベル」で、契約書などの文章にはそんな事は一言も書いてません。

ファイナンス・リース契約の特徴

上記ページの下の方に載っている表の「物件の修繕等」という項目には【ユーザーが物件の修繕義務を負い、サプライヤーとの間で保守契約を締結する。】とあります。

つまり、ホームページの更新も業者にさせる場合、リース契約とは別に保守契約を結ばないといけないようです。
もしくは、リース契約の中にキッチリ「ホームページ更新についての取り決め」を盛り込むか。

さらにヤフーやグーグルからのアクセスが少ないという場合、話が違いますから「物件の瑕疵(要するに欠陥)」になりそうです。
この場合は【リース会社の承認を経てユーザーはサプライヤーに対して損害賠償等を請求することができる。】

…損害賠償ですか。しかもまずリース会社に話を通さないといけない難儀振り。

それ以前にそもそも「SEO対策がなってない」事が「物件の瑕疵」と認められるかどうかが問題になります。

「そんなの当たり前じゃないか。業務用のホームページなんか集客できないと意味がないんだから」

言い分はごもっともですが、果たして本当にそうなんでしょうか?(続く)

2014年7月10日ホームページ5年リース

Posted by 新谷貴司