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●「いたずらメール」よりも性質の悪い「犯罪メール」

英語のメールに警戒心を持って良かったです。フィッシングは英語だけでなく日本語でも起こるので、リンクをクリックせずに本物のサイトにアクセスしましょう。

同じく東京都のS先生からご質問をいただきました。
> ペイパルから英語でメールが来るんですが、
> これはいたずらメールでしょうか?
> 最初は件名などすべて英語なので開きもせず捨てていた
> のですが、良く分からないので教えて下さい
>
> 差出人:Paypal@rcpt-impgw.biglobe.ne.jp
>
> 件名:[phishing]Paypal
>
> 内容:(略)
ここでキモになるのは、件名の冒頭に書いてある
> [phishing]
という言葉です。
これは「このメールはフィッシング詐欺を行なうために
送信されたメールです」という警告のために、プロバイ
ダーがメールの冒頭に書き足してくれているものです。
※フィッシング詐欺とは?
金融機関やカード会社、ポータルサイトからのメールを
装って偽ページに誘導し、カード番号やらIDパスワード
を手に入れようという詐欺です。
引っ掛かると口座から金を引き出され、カードは限度額
一杯まで買い物され、ヤフオクでアホほど買い物され、
もうワヤクチャです。
 
 
S先生は「英語の訳わからんメールだからゴミ箱直行」
にしておられたおかげで引っ掛かりませんでしたが、こ
れが日本の金融機関を装った日本語のメールだったら、
ヤバかったと思います。
そして日本のやくざ屋さんがこんな「商売」を見逃す訳
がありません。近いうちに日本語版のフィッシング詐欺
メールが届くと思っておいてください。
 
 
で、対策ですが、
・メールのリンクをクリックせずに、検索エンジンもし
くはお気に入りから本物のホームページにアクセスする。
簡単で確実な対策はこれだけです。
 
 
 
 
 
 
◆シンプルすぎる要約◆
金融機関やポータルサイトからのメールが届いても、う
かつにメール本文に書いてあるURLをクリックしない
ようにご注意ください。
あと、フィッシング詐欺メールは警察に転送しましょう。

2008年2月18日ネットのルール・常識

Posted by 新谷貴司