商品やサービスは売らなければ売れません
商品の良さを自分でアピールするのは格好悪い」という意見に対して、南部鉄器工房の方は現実を語ります。商品の良さをアピールすることが重要であり、そのためには広告や宣伝の力が必要です。また、劇場チラシの例を挙げながら、興味を引き、分かりやすい情報を伝えることが顧客を呼ぶポイントであることを示唆しています。良い商品やサービスを見つけてもらうために、広告やホームページを活用しましょう。
「良いものなら放っておいても売れる。商品の良さを自分でアピールするのは格好悪い」
という意見をつい先日、目にしました。
本当にそうなら営業も広告も必要ないはずですが、現実はそうではありません。
たとえば、上記のようなことを言われた南部鉄器工房の方は、こう答えています。
ものが語るでやってきた結果どうなったか、私は見てきました。
想像を絶する地獄もみてきた。
存在が忘れられるということです。
職人はただ作っていればいいというのは嘘です。 https://t.co/AYsMqDX89e— 菊地海人|南部鉄器工房及富 (@kaito_kiku327) September 17, 2021
似たような製品を中国から5ドルで仕入れられるのに、なんで御社は100ドル以上もするのか?
取引先からこんな疑問を持たれる時世、「商品が良ければ放っておいても売れる」というわけにはいきません。
安い類似品とどこが違うのか、を分かりやすく詳しく説明する必要があります。
卑近な例で、普通のお店では1,000円以上で売っている商品と、素人目には同じに見える物が100円ショップでも売っているとします。
値段の差がどの辺にあるのかが分からないのに、1,000円以上する方を買う人はほとんどいないでしょう。
100円ショップができ始めた頃は、露骨に安かろう悪かろうだった記憶がありますが、今は少なくとも素人目には商品の品質も良さげです。
チェーン店の大量生産品と比べて、どこが優れているのかを、分かりやすくアピールできないと、検討してもらえません。
実際には比較検討してもらえるだけマシで、そもそも商品やサービスが知られていないことを何とかする必要があります。
そのためには、広告や宣伝が必要になるのですが、広告・宣伝も、来てほしい方の興味を惹くものでないといけません。
ところが、世間には「来てほしい方の興味を惹く」の対極にあるチラシがあります。
先日Twitterで見かけた #劇場ダメチラシ というハッシュタグに、事例がいくつか挙がっていました。
劇団のチラシは、他の劇団が上演する際に配られることが多く、上演前の待ち時間に薄暗い劇場でチェックする人も多いです。
そこに、文字と地の色のコントラストが弱かったり、文字サイズが小さかったりするチラシを渡されては読みづらいです。
チラシが芸術作品と化して、タイトルや開催日時などがどこに書いてあるのかも分かりにくいチラシも載っています。
また、その演劇を見に行くかどうかを決めるのに必要な、以下のような情報の多くが載っていないチラシも、お客様を呼ぶのは難しいでしょう。
- 劇のタイトル
- 劇団名
- 主な役者
- 上演日時
- 上演場所
- チケット料金
- チケットの購入方法
- あらすじ
普通のお店や会社でも、目を惹く広告もあれば、見た瞬間に無視してしまうような広告もあります。
しかし作った本人には、改善が必要な点が分かりにくいものです。
広告やホームページなどを第三者の目でチェックしてもらいたいとお考えでしたら、当会でチェックを承ります。
メールでのやり取りで問題ないという場合や、定期的な電話やZoomでのサポートを希望される場合は有料メールサポートがオススメです。
Zoom会議でチラシやホームページなどを見ながら、アドバイスを希望される方は、遠隔コンサルティングをオススメします。
商品やサービスが良ければ放っておいても売れる、とは残念ながらいきませんが、粗悪な商品やサービスを売り続けるのもまず無理です。
良い商品・サービスを、満足してくれそうな方に見付けていただくため、広告やホームページ、SNSなどを活用したいものです。
上記に関して何か相談したい事がございましたら、下記フォーム・LINE公式アカウントからお問い合わせください。
できる限り対処いたします。