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フェイスブックページに【いいね!】を効率よく集める落とし穴

フェイスブック広告でのキャンペーンページ作成は【いいね!】数は増えますが、売上には繋がらずムダです。

少し前にフェイスブック広告についての記事を見かけました。


この記事によると、広告をクリックした人を

  • タイプA...タイムライン(最新の投稿が並ぶページ)
  • タイプB...商品訴求ページ(売りたい商品を紹介するページ)
  • タイプC...キャンペーン(プレゼントに応募するためのページ)

の3種類のページにアクセスさせた結果を比較したとのこと。

で、その結果「いいね!獲得単価」は
タイプC << タイプA < タイプB
と、専用のキャンペーンページを作るのが圧倒的に安価で【いいね!】が獲得できたという話です。

...ここまで読んで、「そうか、フェイスブックページの【いいね!】を増やすにはキャンペーンをやるのがベストなのか!」と思った方。

間違いなく広告代理店のカモにされてしまいます。

そりゃあ、【いいね!】をクリックしないとプレゼントに応募できないとか、【いいね!】でプレゼントがもらえるとか。そんなの【いいね!】をクリックするに決まっているじゃないですか。

でも、クリックして応募またはプレゼントをゲットした瞬間に、「自分が【いいね!】をクリックしたページ」のことを忘れます。

プレゼント企画に応募する人の心理はそんなものです。

私だってそう。あくまで、プレゼントがほしいから応募するんです。

つまり、数は集まるものの、その後の商品やサービスの売上アップには間違いなくつながらない【いいね!】ばかり増えます。

そんなのだと承知で「数だけ増やしたい」方はどうぞ。

2000年代の前半、健康食品をネットで商っていた頃にこういう企画を何度か行ないましたが、そりゃもうひどい有様でした。

前に書いた気がしますが
「プレゼントに当選しました。送付先をお知らせください」
というメールが不着で返ってきたり、一向に返事がなかったり。

応募する人は「プレゼントをもらうこと」にしか興味が無いはずなのに、肝心のプレゼントゲットの場面でこの有様。

これは論外な事例ですが、「どんなお店や会社がプレゼント企画を行なっているのか?」に興味を持つ応募者はまずいません。

フェイスブックページの【いいね!】も、応募するために【いいね!】をクリックして、応募完了の直後に取り消しとか。

そこまでしなくても、【いいね!】をクリックしたフェイスブックページの情報は、まず自分のタイムラインに表示されません。

自分が積極的に【いいね!】やコメントを付けないと、特にフェイスブックページの投稿はタイムラインに出て来にくいですから。

ですので、興味を持ってくれる方の【いいね!】がほしい場合は、フェイスブックページのタイムラインを見てもらいましょう。

◆シンプルすぎる要約◆
プレゼント企画は申し込むもの。個人事業者や零細企業が主催する
ものでは断じてありません。お金と手間と時間のムダです。

2012年10月31日ソーシャルメディア関連

Posted by 新谷貴司