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「有名人になる」ことの、メリットの少なさとデメリットの多さ

有名人になる」ということ。勝間和代の本で有名人のデメリットを知り、世の中への影響力を強めよう。

・「有名人になる」ということ(勝間和代・Discover携書)
https://www.localnavi.biz/item/4799311611/

実は勝間さんの本は片手で数えられるくらいしか読んでません。

そしてこの間買った

  • 「有名人になる」ということ

あ、ちょうど5冊。ギリギリ片手で数えられました。

本題に入りますと、有名人になるために勝間さんが取った手法は私もそうですが、知名度を上げたい人には役立つはずです。

しかし私が気になったのは、勝間さんが事前に想定してなかったという「有名人になるデメリット」の方です。

外出すると気が休まらない

テレビで顔が売れて、どこに行っても「自分を知っている人」がいるというのは、無名人が想像するよりもはるかにキツいようです。

そういえば、芸能人が彼氏とデートしているのを、行ったお店のバイトがツイッターで暴露したこともありましたね。

誹謗中傷が日常茶飯事

勝間さんの本では大変ありがちですが、アマゾンのレビュー欄には「なぜそこまで」と聞きたいレベルのアンチが貼り付いています。

でもアマゾンの匿名レビューはまだマシかもしれません。

本には書いてありませんでしたが、ツイッター上で有名ライターに事実無根の誹謗中傷の限りを尽くされたりもしてます。

※そのライターは裏付けナシの思い付きを自信満々で書きまくって各方面にケンカを売り続け、ツイッターで見なくなりました。

(元)身内に裏切られる

これも本には書いてありませんでしたが、前に元夫の暴露話が週刊誌に載ってました(広告だけでゲス臭いので読んでません)。

内容は、アンチ勝間でも同情したくなるレベルだったとか。

そういえば2011年秋の大阪市長選でも、橋下市長の叔父による出自などの暴露話が雑誌に載りました。

※あの広告を見た瞬間に「平松陣営、終わったわ」と思いました。

ほかにも「昔の恋人」とか「昔の愛人」とか何とかに暴露されるというのは週刊誌あたりで良く見かけます。

忙しくなりすぎる

テレビ番組の出演依頼はバンバン来るわ、本や雑誌の執筆依頼もジャンジャン来るわ、何とか委員会にも参加するわでは大変です。

インプットの時間は減るし、一つ一つの仕事が雑になってしまうし、ド素人の部外者が考えても分かる話ですが仕事を詰め込んでしまう。

「せっかくの機会をみすみす失いたくない」
「依頼を断ると次の仕事が来なくなるかもしれない」

という恐怖心が勝ってしまうのだそうです。

ちょっとでも人気にかげりが見えると叩かれる

やれ「終わコン」(終わったコンテンツ、「流行が終わった人」)とか「あの人は今状態」とか、容赦なく叩かれます。

アイドルでも売れてる時は「自分の意見を持っている」と評され、落ち目になると「わがままでクソ生意気」と腐されるモンです。

言ってることもやってることも別に変わらないのに。

かといって無名人にはもう戻れない

有名人は「元有名人」にはなっても「無名人」には戻れません。

とまあ、デメリットが山盛りあるのですが、じゃあデメリットを埋め合わせて余りあるメリットって一体何?

金銭的メリットは「プライバシー侵害」とトントンかやや赤字

だそうです。金銭的な利益とプライバシー確保に重きを置くなら、有名人になるのは割に合わない模様。

顔を売らないままガンガン仕事をする方が割に合うかも。

四六時中、他人からの注目を浴び続けられる

これに快感を覚えられる人にとっては何物にも代え難いメリットですが、人によります。私はデメリットに計上したいです。

(色んな意味で)力のある人とつながりやすくなる

有名になれば色々な人が近付いてきます。ロクでもない人に注意する必要がありますが、素晴らしい人とつながる機会も増えます。

これ(=人脈の広がりによるチャンスの広がり)を生かせないと、有名人になったメリットはほとんどない。

とまで言い切ってます。

あとは世の中への影響力を強められる

というところでしょうか。

「世の中の課題や問題を改善したい」という強い思いがあるなら、居酒屋トークや便所の落書きで溜飲を下げている場合ではなく、実際の影響力を手に入れるべきです。

ただ、デメリットの方は「露出を制限する」という方法でかなり軽減できそうな気がします。

その代わりに、世間への影響力もいくばくか落ちますけど。

なので、メリットとデメリットを天秤にかけて、有名人になる道を目指すかどうか、どれくらい広く知られたいかを決めましょう。

・「有名人になる」ということ(勝間和代・Discover携書)

ちなみに私は「まったくアドリブが利かない人」なので、テレビ出演や対談からは未来永劫近付きたくないです。

2012年5月9日オススメの本など(※アフィリエイト)

Posted by 新谷貴司