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売り込みをするタイミングはいつかご存知ですか?

ゴージャスなマッサージチェアと謎の木の筒があるショッピングセンター!試してみたくなる一品たち!

昨日、一家三人で近所のショッピングセンターに出かけました。すると、やたらゴージャスなマッサージチェアと「穴の開いた木の筒」がいくつか置いてあるコーナーができています。

「何だろうか?」と思って見ていると、そこのコーナーにいた方が「よろしければ試してみませんか?」と声を掛けてくれたので、これ幸いと試してみることにしました。

まずマッサージチェア。
むやみに高機能で、背中をマッサージするだけでなく、同時に手も足もマッサージしてくれます。そしてこれがまた気持ち良いのです。

で、買おうかなと思ったかというと「No!」です。値段が視界の片隅に見えていたのですが「金30万円也」。

…家に置く値段じゃないな。

でも、こんなのを3台くらいマッサージサロンか何かに置いて、「15分1,000円」くらいで運用したら良いかも。

次は謎の木の筒です。どうやらこれは「遠赤外線が出て足を芯から温める機械」のようです。私がマッサージをやっている間に妻と息子はすっかり温まっています。

私も試してみます。

しばらくたつと足がポカポカしてきました。なかなかナイスです。これはいくら何でもそんなにバカ高い事はないだろうと思って値段を見ると「金188,000円也」。

こちらの思いを知ってか知らずか、販売員さんはあれこれ話し掛けてきます。

「ホントは40万なんですけど、4月末までは特別価格で30万円でお求めいただけます」
「こちらの遠赤外線で足を温める機械は、ホントだったら188,000円なんですけど、特別に18万ちょうどにしておきますから、おうちに一台いかがですか?」

などと、しきりに即断即決させようとしてきます。

10万超える商品を、その場で即断即決させようというのは間違っています。迫れば迫るほど相手は引きますから。

初めからこいつを買いに来たならともかく、たまたま立ち寄っただけの相手には逆効果でしょう。

まずは「この商品の良さを体感してもらう事」に専念して、その商品が欲しくなったところを見計らって交渉に入れば、もっと楽に売れるはずです。

2007年4月23日接客

Posted by 新谷貴司