地元密着なびメールマガジンはこちら

詳しい説明は大事です。メチャクチャ大事です。

一軒は普通の醤油ラーメン、もう一軒は超豪華なラーメン。値段は同じでも、どちらが食べたい?興味津々!""

お昼ご飯の時間です。

なぜか今、隣同士に2軒並んだラーメン屋さんの前にいるとしましょう。そして2軒ともメニューが店頭に並んでいます。

片一方のメニューはこうです。

・醤油ラーメン:600円

もう片一方のメニューはこうです。

・二段仕込丸大豆醤油とWスープのラーメン:600円

国産丸大豆と国産小麦、富士山麓で湧き出る地下水と瀬戸内産天然塩のみを使って仕込んだ醤油。さらに、一度でき上がった醤油を水の替わりに使って仕込む二段仕込丸大豆醤油を使用しています。

そしてスープは、魚介類をたっぷり使って取った出汁に、鹿児島産黒豚のトンコツを15時間掛けて煮出したスープをブレンドしました。

さらに麺もこのスープに負けないように、最高の小麦粉と瀬戸内産天然塩、京都御苑の梨木神社で湧き出る地下水を使った自家製麺の中細麺です。

有名料亭で15年間修行した店主が、この春からこの地で本物の素材と本物の腕で作る「本物のラーメン」だけをあなたのためにご用意します。

厳選した材料だけを使っていますので、1日30食分が限界です。売り切れの際はご了承ください。

もしご満足いただけなかったらお代はいただきません。

質問です。先生ならどちらのお店に入りますか?

私なら、600円が800円でも下のラーメン屋に入ります。

何ででしょうか?

値段はどちらも一緒。

出てくるのもどちらの店も醤油ラーメンです。

でも、メニューを見て受ける印象は全然違うはずです。

自分ででっち上げて書いた文章なんですが、こんな店があったら食べに行きたいです。

「長々と説明を書いても最近の人は読まないよ」

と思われるかもしれませんが、興味のない人は短い文だって読みやしませんし、興味のある人は長い文でも(よほどの悪文でなければ)読んでくれます。

きれいな写真だけで商品になるのはアイドルくらいです。

というわけで、文字数に制限のないホームページ上ではジャンジャン書きまくってください。

※小学生相手に説明するつもりで書くと良いです。

2006年12月12日商売の考え方

Posted by 新谷貴司