地元密着なびメールマガジンはこちら

●自分を知っていてくれる人がいると嬉しいものです

健康博覧会で偶然に見つけた怪物製作所のカップラーメン。変わった名前と味に興味を持ちました。

その昔、健康食品をネットショップで売っていた頃に、
健康博覧会という「健康産業の展示会」に毎年通ってお
りました。京都から東京・お台場あたりまで。
ある年、目ぼしい健康食品の資料と試供品とオーラ写真
のブース(笑)を捜し求めて会場内をうろうろしていると、
「はくばく」という会社のブースが目に止まりました。
株式会社はくばく
もともとは押麦のメーカーで、穀物や穀物加工食品の製
造・卸(楽天で直販も)を行なっているところです。
そして、10年以上前に「怪物製作所」というブランドで
カップラーメンをいくつか製造・販売していたのです。
それがまた色物としか言いようのないものを。
・わかたかラーメン
(ワカメと高菜入り。もちろん若高ブーム真っ盛りの一品)
・イカ姿焼ウドン
(コンビニなどで5枚100円で売っているイカのフライが
1枚そのまま入っている)
・草食獣
(ほうれん草を麺に練り込んだカップ焼ソバ)
名前からしてネタとしか思えませんが、味は良かったよ
うな記憶が。当然全種類を食ってます。
ただ、あまりにネタ過ぎてあっさり廃盤になってしまっ
たようです。近所のセブンイレブン以外で売ってるのを
見たことありませんし。
※検索したら「ローソン説」が多いので、ローソンの
勘違いかもしれません。
押麦のことを知っている人はそれなりにいるでしょうが、
幻の「怪物製作所」のカップラーメンまで知っている人
はさすがにほとんどいなかったと見えます。
「怪物製作所」の話をしたら、ブースの人がいたく喜ば
れて、試供品の押麦や乾麺を山ほどくれました。
いや、別に「試供品をもらって嬉しいな」という話をし
たいのではなく、自分の事を知ってくれている人がいる
と嬉しいという話です。
たとえば、前に一度行った事があるお店(でも何でもい
いですが)に半年振りくらいに行った時に、お店の人が
自分の事を覚えていてくれたら嬉しくないですか?
そして、一流のホテルマン(などの接客業の人)は、こ
れができてしまうのです。もちろん、人並み外れた努力
の結果ではありますが。
当「地元密着なび」にご登録いただいている方は、ほぼ
全員が個々のお客様の記録を確実に残しているであろう
職種に就いておられる訳ですから、記憶ではなく記録に
頼ることができるはずです。
ただ、自分の事を記憶していてくれているのは嬉しいで
すが、記録されていても別に嬉しくはありません。
ですので、お客様に接する直前にでも、記録を記憶に叩
き込むのが良いかと思います。
※もちろん、本来なら知らないはずの事を知っていたら、
それはタダのストーカーですからやばいです。
◆シンプルすぎる要約◆
お客様についての情報をあらかじめ頭に入れておくと、
何かとやりやすいです。

2007年10月16日商売の考え方

Posted by 新谷貴司