|
というタイトルの本を見かけて、お題の無茶ぶりに惹かれて買ってしまいました。
「チラシやネット広告、ブログやSNSなどの反応が悪い」という方は、読んで損はありません。反応の良いキャッチコピー(掴みの文)を自分で考える手助けになります。
22文字で、ふつうの「ちくわ」をトレンドにできるの?

たとえば、漁港の朝市で採れたての魚を、その場ですり身にして焼き上げた竹輪だったら、いくつもキャッチコピーが思い付きそうなものです。
しかしお題は、そんな特別なものではなく、近所のスーパーで売っている4本150円(税込)、ごくふつうの竹輪です。
普通に考えれば無茶なお題に思えますが、本を読み進めると複数の切り口から回答を出していて
「これはすごいし、キャッチフレーズを考えるための切り口もわかりやすい」
と感心しました。
そこで、もっと具体的にオススメできるポイントを紹介します。
この本がオススメできる3つのポイント
1.ノウハウと事例、解説が実践しやすく書いてある
良いキャッチコピーを考えるための様々なコツ・ノウハウが載っているのは、キャッチコピーを考える系の本なら当然です。
この本も、目次を見るだけで数々のノウハウが載っていますし、表紙の写真にも「一瞬で心をつかむ言葉45のコツ」と数も書いてあります。
自分で本を読んで独学するときに最低でも必要なのは、この3つです。
-
コツやノウハウ
-
わかりやすい事例
-
事例からコツを理解するための解説
どれが欠けても、ノウハウを身に付けるのが難しくなります。
たとえば、この本にはこんな事例が載っています。
これだけだと、ダメな例より良い例の方が目を惹くらしいことはわかっても、いざ自分がお客様の興味を引きつけるキャッチコピーを考える時に
「何に気を付けたらいいのかがわからない」 「真似をしてコピーを作ってみたが、どうも違う」
となりがちです。
しかし、事例だけでなく
「ホッと一息」という言葉が、日々の育児の大変さを理解していることを示し…
から始まって、選ぶ言葉の一つ一つに、どのような意味を込めているかを解説しています。
さらに項目の最後には、コピーを練るときに肝に銘じておきたいことを載せて締めくくる親切ぶり。
「自分の書きたいこと」から始めてはいけません。「相手に伝わること」から始める必要があるのです。
「こういう所に気を付けたらいいんだな」とわかりやすいので、理解がはかどります。
2.一つのお題をいろいろな切り口で考えることを勧めている
特に心の余裕がなくなると「こうすれば間違いない。ほかはダメ」といった、ただ一つの正解を求めがちです。
しかし、現実のお客様を相手にするときに、「絶対に間違い」ということはあっても「これが唯一の正解」ということはまずありません。
キャッチコピーを考えるときもそうです。
「ウイーン派遣高校生を募集します」という貼り紙を見かけた著者が、詳細を読んで「なんともったいない」と嘆きながら、いろいろな切り口でキャッチコピーを考える場面がありました。
-
「物語」を考えてみます
-
「人格」を感じられる表現に
-
「数字」で具体性を加えると
-
「わかりにくい」を「わかりやすい」にすると
このように、いろいろな切り口でキャッチコピーをいくつも考えれば、「今回はどれが一番良いか」などと比較検討ができるようになります。
何しろ、45のコツを紹介していますので、活用できそうなコツはいくつかあるはずです。
使えるコツを当てはめて、実際にキャッチコピーを作って比べてみれば、より良いコピーができることでしょう。
3.あくまで事実を元にすることを勧めている
ネット上に限らず「釣り・煽り・誇張・嘘」の見出しが横行しています。
本屋さんにもかつて「秒速で●億円稼ぐ」「1年で年収10,000倍」みたいな本がありましたし、怪しい広告をSNSで見ない日はないくらいです。
「嘘ではなく、ちょっと大げさに盛るくらいしないと注目されない」 と思いたくなるのも無理からぬところです。
しかし、それをやると、釣られた読者には「ダマされた」と思われて、信用を失います。
いちど信用を失ってしまうと、その後でどんな情報を発信しても相手にしてもらえません。
「釣り・煽り・誇張・嘘」などには頼らず、事実ベースでいろいろな切り口を考え、お客様に刺さるキャッチコピーを発信することを、この本でも勧めています。
キャッチコピーを考えるノウハウには、詐欺的なキャッチコピーに悪用できるものもあります。
しかし、この本に載っているノウハウは、元になる事実を色々な視点から掘り下げるものです。
本に書いてあるとおりに考えれば、読者が「ダマされた」と思うことはないでしょう。
キャッチコピーを考えるときに手元に置いておきたい一冊
これは、一回読んで「ああ面白かった」で済ませる本ではなく、手元に置いて、必要なときに読み返していただくマニュアルです。
チラシなどに載せるキャッチコピーを考えるときには、次の手順で役立てていただくのが良いでしょう。
-
58ページからの 「響く言葉」が持っているものー文章力の前に何が必要かー を読みます。
-
そして、素材になる商品やサービス、イベントなどについて考えを深めてみましょう。
-
それが終わったら目次に目を通して、利用できそうなノウハウの目星をつけます
-
キャッチコピーをいくつか書いてみましょう
キャッチコピーを考えるための作業マニュアルとして、ぜひお手元に置いてください。
「最後まで読んで・見てもらえれば」の前にすべきこと
今のご時世は情報量が多すぎます。ネットニュースだけでも読める分量よりも、各社から配信される記事の方が多いです。
YoutubeやTikTokの動画も、こちらが1本見ている間に何本が新しく投稿されていることか。
そんな状況ですので、文章や動画を「最後まで読んで・見てもらう」のが難しいのは間違いありません。
そもそも「最後まで」どころか「最初で」判断されるのですから、キャッチコピーや見出しで「ちょっと見てみよう」と思っていただく必要があります。
そして、この記事をお読みいただいている方は、「注目だけ集めておしまい」ではなく、商品やサービスを利用し続けていただく必要があることでしょう。
「釣り・煽り・誇張・嘘」で注目を集めるわけにはいきません。
そんなものに頼らずにお客様の興味を惹くために、今回紹介する【22文字で、ふつうの「ちくわ」をトレンドにしてください(武政秀明/サンマーク出版)】が役立てば幸いです。
Amazonからのご注文は、本の写真をクリック(タップ)しておこなえます。
 22文字で、ふつうの「ちくわ」をトレンドにしてください (武政秀明/サンマーク出版)
|