コラム・歯について:歯周病は万病のもと!?
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日本では「風邪は万病のもと」と言いますが、アメリカでは最近「死にたくなければフロス(糸楊枝)を!」というポスターがあちこちに貼ってあります。なぜ?
日本では「風邪は万病のもと」と言いますが、アメリカでは「Floss or Die!」つまり「死にたくなければフロス(糸楊枝)を!」と言うポスターが街角で見られ、啓蒙運動が行われています。
オーバーなことでしょうか?
決してそうではありません。心不全で亡くなった31歳の男性の心臓から口腔内の歯周病菌が見つかりました。つまりこの男性は歯周病菌による心不全によって亡くなられたのです。(歯周病菌によって動脈硬化が生じることは動物実験によって実証されています)
又、II型の糖尿病(普通の糖尿病の事です)はインシュリンが出ていても体内でそれが働かないため血糖値が上がるという型です。この原因を作り出しているのが歯周病菌です。この関係も動物実験によって証明されました。糖尿病の2割から3割の方は歯周病が原因ですので,内科で良くならない方は歯周病の治療を受ける必要があります。
さらに歯周病がある妊婦は早産つまり未熟児を生む確率が4から7倍も高くなります。また、未熟児の方が成人病になる確率はうんと高くなります。そのためにアメリカでは毎年50億ドルもの医療費が余分に支出されています。
「Floss or Die!」と言う啓蒙運動が行われているのもうなずけるわけです。日本でもこれからは「風邪は万病のもと」に代わって「歯周病は万病のもと!」ということわざが常識になることでしょう。
(JMM主催のインプラント.マスターコース、講師のお一人、安孫子(あびこ)宣光教授 (日大松戸歯学部生化学・分子生物学)のお話の中より)
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